＜内容＞フリードリヒ・グルダのレコードによる特別企画で、ベートーヴェンの最後のピアノ・ソナタ 第３２番 ＆ 自作自演の聴き比べ。
Ｆ．グルダは、オーストリア出身の神童であったが、その後、ジャズ・ピアニストとして活動したり、作曲家（現代音楽）の側面も持つ、極めて特殊な音楽家である。
バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン等の古典の名手としても有名な彼であるが、今回は、Ｆ．グルダの音楽性が最も体現された、ベートーヴェンの最後のピアノ・ソナタによる、聴き比べを中心としたレコード２枚（バラ）。
１枚目は、６０年代のライヴ録音で、３０代ということもあり、技巧から作品解釈まで、完成度の高い演奏を聴かせてくれるが、ライヴならではのシズル感もとても印象的な、彼ならではの１枚！
もう１枚は、それから２０年近く経ったデジタル期の録音で、いよいよ円熟期を迎えた、異端児Ｆ．グルダならではの、今度は達観した世界観が演奏に反映された、彼の音楽人生の集大成のような３２番！
またそれぞれのレコードには、どちらも自作自演が含まれており、もう１つの滋味深い聴き比べが堪能出来る、大変興味深いレコード・セット！

 ＜１枚目＞＜レコード番号＞オーストリア・プライザー ＰＲ ３１４３ 墺太利プライザーの初期黒に銀文字レーベルで、１２インチ極厚重量盤の完全初出！ 
＜レコード・コンディション＞ＮＭ＋ ～ M新品同様のピカピカの極美品！  
＜ジャケット・コンディション＞多少の経年変化による傷みはあるものの、比較的に綺麗なコンディション。


＜２枚目＞＜レコード番号＞オランダ・フィリップス ４１２ １１４－１ 和蘭フィリップスのデジタル期シルバー・レーベルで、１２インチの完全初出！ 
＜レコード・コンディション＞ＮＭ＋ ～ M新品同様のピカピカの極美品！  
＜ジャケット・コンディション＞多少の経年変化による傷みはあるものの、比較的に綺麗なコンディション。